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交渉力に差?エージェントを通す「メリット&デメリット」

金融機関との交渉は百戦錬磨のエージェントに任せれば間違いありません。しかし、借り換えで得た利益に対して報酬が発生するという点には気を付けるべきです。メリット・デメリットについてまとめましたので、ご参考ください。

エージェントを利用するメリットとは

エージェントとの契約を結ぶ

借り換えエージェントを利用することで、どのようなメリットが得られるのでしょうか。
当ページではエージェントのメリットをおさらいしつつ、デメリットについても併せて確認していきたいと思います。

エージェントを通すメリット

まずは、借り換えエージェントを利用した際の「メリット」についてご紹介します。
大きく分けますと、以下の3点で利点があると言えるでしょう。

複数銀行比較が一括で行える

借り換えを自身で行うのは非常に大変な手間を要します。
その筆頭として挙げられるのが“銀行の選定”です。
メガバンク・地方銀行・信用金庫・ノンバンクといった「種類」を選びつつ、各金融機関の「条件」をまとめ上げた上で3~5社まで絞らなければいけません。

また、最近ではスルガショックの影響からかアパートローンに対応していない銀行も増えてきており、金融機関を探すだけでも一苦労です。
そこから更に自身に合った金融機関を探さねばなりませんので、非常に大きな手間と労力を要します。
エージェントを使う場合、これらの労力が掛かりません。

時間短縮になる

借り換えには多くの専門知識を必要とします。
不動産投資を行っている方であっても一生に数回しかないイベントですので「そのたびに復習する」という方がほとんどではないでしょうか。
なお、「前回勉強した事を覚えている!」という方であっても、法律の改正や経済状況により状況が大きく変わっている可能性がありますので、改めて勉強するのが望ましいです。

さらに、渉外担当者とのすり合わせの際に“専門用語が多くてよく理解できなかった…”など、手際よく進めることができないケースも珍しくありません。
勉強時間の省略・スムーズな交渉を望むのであれば、エージェントに任せるのも一つの手です。

交渉力がある

借り換えエージェントは、言わずもがな金利交渉のプロフェッショナルです。
年間に何百件もの借り換え案件に携わりますので、金融機関側が求めるポイントや押さえておくべき事柄を当然隅から隅まで理解しています。
成功率は格段にアップするのはもちろんのこと、どの金融機関が「借り換え契約を欲しているか」を把握しておりますので、より低金利を引き出しやすいというメリットがあります。

エージェントを通すデメリット

エージェントを利用する場合、メリットだけでなく“デメリット”も発生します。
両者をしっかりと把握した上でエージェントを利用するのか否かを決めましょう。

手数料が掛かる

エージェントに交渉を依頼した場合、当然ですが「報酬」「手数料」が発生します。

“交渉した金融機関×○万円”といった固定報酬
“借り換えによって得られた利益の○%”といった変動報酬

の2パターンが多く見られますが、前者の場合は1社につき5~10万円後者の場合には利益の5~15%が相場となっています。
基本的には、固定報酬の場合は成功の要否に係わらず発生し、変動報酬の場合には成功時のみ発生する料金形態を採っていることがほとんどです。
借入額が数千万円に及ぶアパートローンでは手数料も非常に高額に及びやすいため、予めどのくらいが報酬として支払われるのかを必ず把握しておきましょう。

個人情報の流出

エージェントは、複数の金融機関と同時に交渉を行います。
交渉を経る過程で年収・所有物件・家族構成・職業等は開示せざるを得ませんので、これらの情報が流出する可能性は十分に考えられるリスクです。
もちろん、エージェントも金融機関もプロですから、個人情報の流出は基本的には起こり得ません。
しかしながら“借り換えを行った後に明らかに金融機関の渉外担当者からの営業が増えた”という声も多く聞かれるため、ある程度の二次使用(他投資商品の営業行為等)は避けられなさそうです。

エージェントが動かないことも

金融機関は、医師・弁護士・一部上場企業勤めといった所謂「高属性」の顧客を露骨に優遇しています。
そのため、ある程度の収入があったとしても「個人事業主」の方や、勤め先が中小企業の場合などですと、エージェントにまともに動いてもらえないケースがあるようです。

もちろん全ての業者がそうという訳ではありませんが、一部では受託しながらも選定・交渉をまともに行わずに手数料を請求するという事例も報告されています。
金融機関を選ぶ前に、まずはしっかりと借り換え代行会社のサービススペックを見極めるようにしましょう。